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最近 iPOD nanoが通勤時のラジオと化しています。
BBCのGoDigitalというPODCAST番組があり、最近のインタビューでTim O'Reilly がオープンソースとWeb2.0について語っていました。彼は、時代の流れを価値のある場所の変化という軸で説明していてとても興味深かったです。
IBMはその昔コンピューター業界を支配していた
ところがIBM自らがPCをコモディティ化してしまった
そこで、それまでIBM固有のハード・ソフトにあった価値
が誰でも調達可能なものになり、価値はソフト(OS、アプリ)
に移っていった。
Bill Gatesがやってきて、この価値をがっぽりもらって世界
一の金持ちになった。
ところが、Linuxに代表されるオープンソースが世の中を再度
変えようとしている。ソフトウェアもコモディティ化しており
(その典型が無償提供されるOSやアプリ)タダで利用できるOS
を利用して、アマゾンやGoogleは(低コストのインフラで)
新しいビジネスを展開している。
つまり、価値はOSなどのソフトウェアからサービスに移行している。
現実を見ると、悲しいくらいにMicrosoftの支配が続いており、果たしていつか終焉を迎えるのだろうか、という風にも思えるが、既に次の世代の鼓動は響きはじめているということですね。
先日、Open Office2.0 をインストールして使ってみたら、びっくりするぐらい良くなっていました。「これなら使える」、会社の業務のようにツールまで標準化されている場合は乗り換えは簡単ではないけど、個人のPCでは高いMSのライセンスを買う必要なんかなくなるな、と実感した次第です。